行政書士試験の合格を目指すにあたって




行政書士試験の合格率は、年によって異なりますが、平均の合格率は10%程度です。

そのため、多くの受験者が不合格となり、数年かけて勉強に励んでも合格することができずに、諦めてしまう人も少なくありません。

行政書士試験は、受験資格が不要でどなたでも受験可能なため、約10%の合格率であっても、合格率ほど難しくないと言われることもあります。

しかし、本当にそうでしょうか。

行政書士試験は、日本トップクラスの難易度であり、同法律系資格である司法試験や司法書士試験を目指す受験者が多く受験しています

そのため、司法試験や司法書士試験を目指して十分な学習を積んでいる受験生も多いなか、合格率が約10%となっています。

行政書士試験を目指すにあたって、まずは、行政書士試験が難関資格であることを意識しなくてはなりません。

難関資格であり、十分な学習時間が必要だということを認識しなくては、行政書士試験に合格できる生活リズムを作ることができないためです。

学習時間を確保するために、お仕事がお忙しい方であればお酒の付き合いや晩酌を控えなくてはならないかもしれません。

主婦(夫)の方であれば、子育てや家事の時間を調整し、時には妻や夫に協力してもらわなくてはならないかもしれません。

行政書士試験に限ったことではありませんが、難関資格を取得を目指す際には、ご自身の決意はもちろんのこと、周りの方の協力が必要不可欠になることの認識が必要になるかと思われます。

学習方法や勉強場所について

こちらのサイトの作成者で現役行政書士の私は、法学部卒ではなく、加えて、高校と大学の偏差値は30台でした

そのため、私は自頭が良いわけでもなく、勉強が好きでもありませんでした。

私のように、人生において学習経験が乏しく、勉強が好きでない方であれば、とことん行政書士試験の本質を理解し、対策を練ることが必要不可欠となります。

また、ご自身の性格や生活環境に合わせた学習方法や学習場所を検討することも重要です。

この点、学生時代に厳しい受験戦争を勝ち抜いてきた方であれば、ご自身独自の学習方法や学習場所が自然と身についているかと思われますので問題ないかと思われます。

学習方法

現在、インターネットや本を開けば、様々な学習方法が紹介されていますが、最善な学習方法は個々の性格や脳の使い方によって異なると考えています。

「脳科学に基づいた学習方法」「東大生に聞いた学習方法」など、多くの情報がありますが、ご自身が飽きずに集中して学習できる方法が最善であると思いますので、参考程度にして、あまり他の方の学習方法は気にしないほうが精神衛生上よいかと思います。

私が実践していたことは、「インプット3アウトプット7で学習」「朝にアウトプット、夜にインプット」くらいです

あまりにも多くの学習ルールを自身に課してしまうと、予定通りにいかなかった場合に、急激にやる気が損なわれてしまいますので、学習方法自体を「学習」することはあまりお勧めできません。

苦しみながら学習を進めていけば、自ずとご自身に最適な学習方法が見つかります。学習初期は深く考えず、前に進むことだけを考えることが大切です。

行政書士試験合格に重要なことは、学習方法ではなく、出題傾向等のポイントを明確につかむことです。

こちらのサイトでご紹介している学習ポイントを重点的に学習すれば、自ずと合格は見えてきます。

学習場所

一般的には、図書館のような物音ひとつしない場所よりも、フードコートや公園のような少し物音や人の声がする場所のほうが、勉強効率が上がると言われています

また、試験本番は大勢の人の中での受験となるため、物音がしないという環境はありえません。

試験官が歩く音、鉛筆が転がる音、紙をめくる音、咳や鼻水をすする音、深呼吸の音、雨の音、救急車の音、様々な音が試験中には発生する可能性があります。

そのため、物音がある環境の中でも最大限の実力を発揮できるように、練習のためにも、少し物音がある環境で学習する必要があります

しかし、人によっては、やはり図書館のように物音がしない環境が良いという方もいらっしゃると思います。

行政書士試験の学習を進める中で、ご自身にとって最も集中できる場所を探すことが大切です。

私の場合は、気分によって自宅、商業施設、カフェと学習場所を変えていました。

教材の選び方について

多くの行政書士試験対策の教材や学校があり、どの教材が最適なのか迷ってしまうかも少なくないかと思われます。

ここからは、私の見解ですが、どちらの教材を選んでもあまり違いはないと考えています

もちろん、各教材には独自のメゾットを提供しているものも多いですが、法律を学ぶわけですから、当然ですがどちらの教材を見ても同様のことが記載されています。

例えば、日本国憲法1条は、「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。」と、どちらの教材にも記載されています。

つまり、各教材は学習のアポローチは異なるものの、覚えることは一緒なのです。

こちらのサイトに学習のアプローチの方法は記載させて頂いているので、教材はどちらを使用しても無理なく合格をつかめると考えています

そのため、ご予算が少ない場合でしたら、比較的安価な教材でも問題ありません。

テキストのサンプルや講師の印象、社長の想いなどを確認し、苦しい行政書士試験を共に頑張れそうだと思える企業の教材にすることをお勧めします。

当サイトで得られる知識

当サイトの情報は、行政書士試験の記述対策をメインに作成されています。

行政書士試験では、記述対策がとても重要になり、記述の出来が合格を左右すると言っても過言ではありません。

しかし、記述は一言一句、間違うことはできず、思うような点数を取得できないと感じている受験生が多くいらっしゃいます。

記述は60点満点なのですが、多くの資格取得予備校では、半分の30点を目指すような学習が進められています。

それは、記述対策は非常に難しいため、資格取得予備校が生徒に得点を取得させることができないという背景があります

しかし、私は記述こそ力を入れるべき項目だと考えています。

それは、記述は短期間で大きく点数を上昇できるからです。

行政書士試験問題の大半は、5肢択一式になります。

5肢択一式を正解に導くためには、幅広い知識と正確に暗記するための十分な学習時間が必要になります。

つまり、法律に長く接していなくては、点数を上昇させることは難しいのです。

しかし、行政書士試験の記述は難しい問題が問われることが少なく、当サイトの学習アプローチ方法を実践し、法律を柔軟に考えることを身につけておけば、初見の問題であっても十分解答が可能です。

私は、こちらのサイトでご紹介している学習アプローチを実践し、合計212点(記述46点・約8割正解)で合格しました

私が行政書士試験学習で培った知識が皆様の参考になれば幸いです。

クレアール 「特徴」
クレアールは、教材のボリュームに比べて割安の費用で受講できます。また、「合格返金制度」「受験料負担制度」「合格お祝い金」「学費ローン無金利」の各種割引制度が充実しており、上記の割引制度を活用することで(1年目で合格)、教材の負担費用をほぼ0円に近づけることが可能です。
「主な受講ツール」
web(オンライン)
「費用」
30,000円台〜
フォーサイト 「特徴」
クレアールと並んで、費用を抑えて学習できる教材です。フォーサイト最大の特徴は、テキストがフルカラーであることや行政書士試験を目指す心構え、当日の持ち物表、マークシート用筆記用具など、初学者に優しいツールが多く用意されている点にあります。法初学者の方であれば、最もお勧めの教材です。
「主な受講ツール」
CD・DVD
「費用」
30,000円台〜
アガルートアカデミー 「特徴」
歴史の浅い企業ですが、驚異の合格率を誇ることで有名です(平成29年度は65%の受講者が合格)。積み重ねられたノウハウというよりは、優秀な講師を多数採用し、合格率につなげています。そのため、教材費用自体は安くはありませんが、合格すると「教材費全額返金」「お祝い金3万円」などのキャンペーンを行っており、本気で合格を目指す方はメリットが多い教材です。
「主な受講ツール」
web(オンライン)
「費用」
70,000円台〜
通勤講座 「特徴」
通勤講座は、その名の通り通勤時間を活用して、行政書士試験合格を目指す教材です。通勤時間での学習をメインにカリキュラムが組まれているため、テキストや講義はすべてオンライン上で共有され、紙媒体の教材はありません。斬新な教材として、これまで「週末起業家大賞」や「ベストベンチャー100」にも選ばれ、効率的な学習を目指す方に人気の教材です。
「主な受講ツール」
web(オンライン・テキストも)

「費用」
30,000円台〜
東京法経学院 「特徴」
1961年に設立された東京法経学院は、通信だけでなく通学プランもあり、歴史と安心を感じられる企業です。また、唯一受験六法を発行できる資格企業でもあり、法改正や判例等、最新の情報をキャッチできることが最大の魅力です。行政書士試験は、一般知識を含め、最新知識を求められることが多いため、東京法経学院を受講することで強力な後ろ盾を得ることができます。
「主な受講ツール」
通学・DVD・web
(オンライン)
「費用」
40,000円台〜
資格スクエア 「特徴」
資格スクエアは、講義を聞きながらパソコンでテキストに直接書き込みを行うことができ、わからないことがあればすぐに質問することができます。そのため、インプットとアウトプットを同時に並行して行うことが可能であり、また、問題集では脳科学に基づいたアルゴリズムに基づいた出題を行うなど、他の教材とは一線を画くカリキュラムを提供しています。
「主な受講ツール」
web(オンライン)
「費用」
60,000円台〜
伊藤塾 「特徴」
伊藤塾は、業界では有名な伊藤真先生(東京大学法学部・弁護士)が設立された企業です。教材費は決して安くありませんが、司法試験、司法書士、行政書士等のメインの法律資格のみに絞り、教材を提供することにより、高いクオリティを維持しています。伊藤真先生は、「人は実現不可能な夢を思い描くことはない。」という言葉をモットーに、法律資格取得支援業界を牽引しています。
「主な受講ツール」
通学・web
(オンライン)
「費用」
180,000円台〜