「行政書士試験」記述問題に集中するための学習方法

行政書士試験は、平均約10%の合格率で、難関資格のひとつです。

そのため、小手先のテクニックのみでは合格は難しいです。

合格には、確かな知識と法解釈できる柔軟性が必要不可欠です。

では、どのように確かな知識と法解釈できる柔軟性を取得できるのでしょうか。

それは、こちらのサイトでご紹介させて頂いております、各科目の学習法を繰り返すことに集約されます。

もちろん、一定の学習の労力や時間は必要ですが、当サイトの情報を実践頂ければ効率の良い学習が可能です。

各科目の学習方法　まとめ

※細かなご説明は、各科目毎の記事をご覧ください。

基礎法学　→　学習不要
憲法　　　→　条文暗記のみ
民法　　　→　過去問（記述含め）
行政法　　→　過去問（記述含め）
商法　　　→　学習不要
一般知識　→　ニュース・新聞で最新知識を得る。文章理解の対策は不要。

残念ながら不合格となってしまう方は、上記学習不要の科目に注力していたり、学習方法を間違っているために、合格をつかむことができていない現状があるかと思われます。

上記の学習方法をご覧頂いて、個々の生活に合わせた学習スケジュールを組んで頂ければ、合格は必ず見えてきます。

また、極端に割り切るのであれば、学習の考え方として、行政書士試験は民法と行政法のみの試験だと考えても良いかもしれません。

基礎法学と商法（会社法含む）は、学習不要科目ですし、憲法に関しては、可能であれば十分に学習を進める必要がありますが、民法や行政法と比較すると重要度は低いため、注力しなくても問題ありません。

また、一般知識は、卓上で勉強するというよりも、リアルタイムのニュースや新聞の最新知識を得るということを意識するほうが得点につながりやすいです。

行政書士試験の一般知識は、タイムリーな情報に関連した出題が多いため、常に最新情報を得ることが重要となります。

各科目の学習方法

私個人がお勧めする学習方法としましては、

憲法　→　条文一覧をトイレやお風呂など、1日1回は目に入るところに貼る。憲法の出題は、条文がそのまま出題されることも多いため、試験までに何度も何度も目を通す環境に置くことが大切です。

民法　→　「行政書士試験」記述で点数を稼ぐ方法」で解説

行政法　→　「行政書士試験」記述で点数を稼ぐ方法」で解説

一般知識　→　ニュースアプリを複数ダウンロード、グーグルアラートなどで、常に最新情報が強制的に手に入るように設定しておくことが大切です。

つまり、民法と行政法以外は、机の上では学習しないということです。

憲法（判例を含めると）と一般知識は、範囲がとても広く、一朝一夕では知識が身につきません。

加えて、民法や行政法よりも配点が少ないため、机の上で集中できる時間があれば、すべて民法と行政法の学習にあてるべきなのです。

試験まで例えば、あと半年として、毎日少しでも憲法の条文を覚え、最新のニュースをキャッチアップできていれば、行政書士試験合格までの実力はつきます。

範囲が広く出題が不透明な憲法や一般知識に時間を取るのは、隙間時間のみと割り切ると良いでしょう。

もちろん、一般知識に関しては足切りもありますし、配点も大きいため無視はできません。

しかし、出題が不透明な憲法や一般知識に時間を割くということは、最重要である民法や行政法に時間を割かないという決断でもあります。

スマホのホームスクリーンを憲法条文にする。憲法をひたすら口述している音声をダウンロードして移動中に聞く。

など、憲法条文を学ぶ方法は様々です。

また、移動中に常にラジオを聞いていれば、最新ニュースをキャッチアップできます。

貴重な机の上での学習時間は、民法と行政法のみにして頂きたいというのは、憲法と一般知識には、民法と行政法ほどの価値がないからです。

もちろん、法律的な意味ではなく、行政書士試験に的を絞った際の見解です。